ニット生地の水通しのやり方!水通ししなくていい方法も伝授!
前回は初心者さん向けに、こんなニットが縫いやすよ~っていうのをご紹介しました。
生地も買ったし、「よ~し!つくるぞ~!!」と気合を入れたのはいいけれど、ふと気づく『水通し』の存在(^^;
縫製する前に立ちはだかる工程に水通しがありますね。笑
そんな面倒な水通しも、簡単に感じるやり方をご紹介します!
ニット生地の水通しをする・しない
私の水通しに対する考え方は、大きく分けると2通りです。
縫製後もサイズを変えたくないとき
・私の場合、ハンドメイド作品を販売しているので、人の手に渡るものを作る時
・自分や家族のものでも感覚的にがっちりやっておこう!と思った時
縫製後に多少縮んでもいいとき
・自分や家族のもので、サイズ感ゆったりめのカットソーを作るとき
・水通しするのが面倒なとき・時間がない時
ニット生地で何かを作るときの私の脳内は、↑↑↑こんな感じになっているんです。笑
作る時(物)によって、水通しする・しないを分けていますよ^^
それでは、私が実際やっている水通しの方法をご紹介しますね!
ニット生地の水通しのやり方
ニットの素材がコットンなどの天然素材の時は、縮む可能性が大きいので水通しをしています。
縫製後に洗濯機で洗うものなら、洗濯機で水通しをすると安心です。
もちろん回転もさせますよ~
1. 生地を洗濯ネットに入れる
丁寧に畳まず、いったん生地を広げてクシャっとネットに入れます
キレイにたたむと水が浸透しにくいです
2. いつもの洗濯コースをセットする
洗剤・柔軟剤も入れてOK!
3. 干す
切り口が横になるように(耳が縦)干す
ニットは横方向に伸びやすいので、干し方に注意が必要です。
生地自体の重みだけでも伸びてしまいます。
物干しざおかハンガー何本かに渡して干すと重みが分散されますよ。
平置きが可能なら、浴槽のフタに乾いたタオルを広げ、その上にニット生地を広げるとタオルが水分を吸ってくれるので乾きも早く、伸びる心配もありません。
ニット生地が色落ちしないもので、長さが50㎝~1m位だったら普段の洗濯時にポン!っと入れちゃってOKです!簡単でしょ^^
私は一度に水通しする量が多いので単独で洗濯機を回しますが、少ない量だと洗濯ついでに出来ちゃうのでお手軽です!
ただし、色落ちしそうな生地は単独で洗ってくださいね。
ほかの洗濯ものに色移りしてはえらいこっちゃ(>_<)
ニット生地の水通しはしなくてもいい?
中にはほとんど縮まないニット生地(化繊の率が多いものなど)もありますし、縫製後に洗濯しないものなら水通しする必要はないですね。
それじゃあ、綿素材のニット生地でカットソーを作るときは必ず水通ししなきゃいけないの?って思いますよね。
でも、伸縮するのがニットのいいところ♪
ゆったりめのデザインなら多少縮んだからといって着れないということはないはずです。
ニット生地の水通しをしなくていい方法
今までたくさんのニット生地を縫ってきて、ニットの特性が分かりました。
100%どの生地にも当てはまる訳ではありませんが、
ニットは 横方向に伸びて、縦方向は縮む ということ。
なのでカットソー(Tシャツだとすると)を水通ししないで作るときは丈を長くして裁断すればいいんです!
どれくらい長くすればいいかというと、私は生地の6~10%位を目安にやっています。
50㎝で3~4㎝位丈を長くする感じです。
一回の洗濯でいっぺんに縮む訳ではありませんが、着て~洗濯して~を繰り返すうちに、ちょうどよくなっていることが多いですよ^^
せっかく、今日中に作ろう!と思っても、水通しをするとなると乾くのに半日~1日かかってしまうのでがっかりですね(T_T)
水通しをするもの、しないものに分けてサクッと作れるニットソーイングを楽しんでください♪