ニット生地の地直しは必要?地の目が通らないときの対処法も!
前回は、ニット生地の水通しの仕方をご紹介しました。
私がいつもやっている水通しの方法などを詳しく書いています。
ニット生地の水通しが終わり、やっと裁断できると思ったら生地が歪んで地の目が通らないΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
柄を合わせようとすると地の目がずれてしまってどういたらいいか分からない・・・
ニットの水通し後って、こんなことがよくあるんです。
そんな時に私がやっている解決方法をご紹介しますので、参考になればうれしいです!
ニット生地の地直しは必要?
まず、ニット生地に関しては厳密な地直しは必要ないと思っています。
ニット生地は織物と違い、機械で編んで作られています。
自宅で既製品のTシャツをたたんだとき、脇線がずれていると感じたことがありませんか?
これは、Tシャツ生地によく使われる天竺が、筒状に螺旋(らせん)階段のように一方向にぐるぐると編まれているからなんです。
既製品は水通しをせずに縫製しますので、洗ったことで地の目がずれてしまうんですね。
天竺に多い「斜行」です。
生地は切り開いた状態で売っていることが多いので、知らなかった方もいると思います。
もう一つは、地の目と柄のプリントが合っていないときです。
結構合っていないことが多いです(^^;
そんな時、私は地の目に合わせた地直しはしていません。
どんな風にするかは、後で説明しますね!
ニット生地の地の目が通らないときの対処法
無地のニット生地の場合
先程、例にあげた天竺などは無理に地直しをして地の目を通しても、洗って脇線がずれてしまいます。
ほんの少し斜行するくらいだったら地の目を通してもいいのですが、大きく斜行しているときに地の目ばかり気にすると横の線がずれてしまいます。
それなら、地の目は曲がってもいいから脇線をまっすぐにしたいと私は思っています。
なので斜行する生地は、あえて地の目は通さず裁断しています。
たて地を合わせることが出来ないときは、よこ地を合わせて裁断しましょう!
横線が合っていれば、洋服に仕上がった時に地の目が曲がっている印象にはなりませんよ^^
柄物のニット生地の場合
柄物の時は、地の目ではなく柄優先にしています。
チェック柄の場合だったら、チェックが直角になるように整えて型紙を置いていきます。
手で整えるのが難しい時は、アイロンのスチームを生地から浮かしてかけてから整えてみてください。
生地が柔らかくなって、やりやすくなっていると思います。
ニットソーイング初心者さんは、斜行するニットのチェック柄は裁断が難しいので、無地かドット柄、ランダムな柄、もしくは柄合わせしなくていいくらい細かい柄から挑戦してみてくださいね♪
ニット生地は水通しすると斜行する場合が多いので、きっちり地の目を通そうとせず、縦がダメなら横だけでも合わせておこう!くらいの感じで型紙を置きましょう^^
ニット生地は伸縮するので、気にしすぎないでサクッと仕上げましょうね~♪