せっせと手づくり

~ニットソーイング好きの日常を綴っています~

ミシンの縫い始めが進まない時の解決方法!糸が絡まなくなるやり方も!

ミシンが上手く掛けられないとテンション下がりますよね(>_<)

特に、縫い始めのトラブルが多いと思います。

 たくさん縫って慣れてくると、「この生地の厚みだと進んでいかないな。」と分かるので、最初から解決方法を使って縫っています。

なので、最近はミシンで失敗するということが少なくなりました。

私がやっている解決方法をご紹介しますので、よかったら試してみてくださいね^^

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ミシンの縫い始めが進まない時

縫い始めが上手くいかない時は、まず下記の項目をチェックしてください。

 

チェック項目

送り歯が下がっていませんか?

フリーモーション機能を使う時に、送り歯を下げたままになっていませんか?

もしくは、何かのはずみでドロップレバーを下げてしまっていませんか?

送り歯が下がっていると、布が送られないので縫うことが出来ません。

 

縫い目が細かすぎませんか?

送り目が「0」だと進みませんし、~1くらいだとほとんど進まないように感じます。

縫い目が2㎜~くらいで試してみてください。

 

糸巻きモードになっていませんか?

針が上下に動かなくなって「ミシン壊れた!」って思ったんです。

速攻、知り合いのミシン屋さんに電話して事情を説明したら、「糸巻の軸が動いてない?左に動かしてごらん。」

半信半疑で左に動かすと「カチッ!」と戻りました。

もちろんミシンは壊れておらず、ちゃんと縫えるようになりました(^^;)

原因は使う前にミシンの拭き掃除をしたんですね、その時に糸巻軸を動かしてしまっていたようです。

こんなことで、と思うかもしれませんが、ミシン屋さんが言うには、「よくあること」だそうですよ。

 

押さえ圧が弱すぎではありませんか?

押さえの圧力が弱すぎると、送り歯が動いていても生地が送られず進みが悪いです。

生地の厚みにあった押さえ圧に調整してください。

どれくらいがいいかわからない時は、標準に戻してみてください。

 ミシンの縫い始めが進まない時の解決方法

生地が厚くて進まない時

・ミシンの機能を使う 

意外と、押さえ固定ピンの存在を知らない人が多いです。

押さえの横に付いている黒いポッチ。

付いてない機種もありますが、付いていたら是非使ってみてください。

使い方は、押さえレバーを上げて押さえを水平にしてから、黒いボタンを押しながら押さえレバーを下ろします。

すると、押さえが固定され、水平にキープされているはずです。

あとは普通に縫うだけで大丈夫です。

ロックは自然に解除されるので、そのまま縫い進めることができますよ^^

 

・押さえを水平にする

押さえ固定ピンが付いていない時は、次の事をしてくださいね。

うちのミシン(職業用・家庭用とも)は、残念ながら黒いポッチは付いていません。

でも大丈夫!いつも私がやっている方法は、「同じ厚みの生地を差し込む」です。

 

厚い生地を縫う時は画像のように押さえの先端が上がって後ろが下がってしまいます。

これでは、送り歯が機能しなくて生地を送ることが出来ません。

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縫う生地と同じくらいの高さの生地を後ろに当てると、押さえが水平になりますね。

これで、黒いポッチと同じ状態を作ることが出来ます。

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いつも、だいたいこの方法で縫っています^^

 

・進行方向を変える

この状態から返し縫をして生地の端までいくと押さえが傾いて進まなくなってしまいます。

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押さえが傾くのが原因なので、進行方向を変えて生地端まで進みます。

端まで行ったら返し縫でバックします。

縫い初めまで行ったら生地をくるっと回転させてそのまま縫えばOKです!

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・紙を挟む

薄い紙を生地の下に敷いて紙ごと縫ってしまします。

紙をはみ出すように大きめにして、ミシンが進まなくなるところは紙を引っ張るようにしてミシンの補助をしてください。

少しコツがいるやり方です。

引っ張りすぎると針が曲がる原因になるので気を付けてくださいね!

生地が薄くて進まない時

家庭用ミシンに多いのですが、穴が大きいので薄い生地が針と一緒に落ちて進まなくなります。

最悪な場合、生地に穴が開いてしまいます(>_<)

職業用ミシンは2㎜くらい

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一方、家庭用ミシンは8㎜くらいあります。

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この穴に落ちないようにするには、薄い紙を生地のしたに挟むことで防ぐことができます。

縫い始めが生地端の時は、紙を生地からはみ出すくらいの大きさにして縫うとうまくいきますよ^^

 

皮や合皮、ラミネート加工の生地の時

レザーやラミネートなどの特殊生地は、金属の押さえだと進まないことがあります。

そんな時は、テフロン押さえを使いましょう。

これは職業用のテフロン押さえです。

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生地が押さえに張り付くのを防ぐことが出来るので、縫えるようになると思います。

私は合皮が縫えなくて購入しました。

金属の押さえで縫った時は、いくら縫い目を長くしてもすごく細かい目になってしまったんです。

テフロン押さえに変えてからは、正しい目の長さで縫うことが出来るようになりましたよ^^

「道具って大事」って思いました!

付属品に付いていなければ別売りで購入できますので、ミシンにあったテフロン押さえを購入してくださいね。

縫い始めの糸がぐちゃぐちゃになる時は

やっと縫えたと思ったら、裏側の糸がぐちゃぐちゃになっていた・・・なんてことに( ノД`)シクシク…

そんな時は、縫い始めの時の上糸の位置を確認してください。

 

・糸を押さえの下にくぐらす

上糸が押さえの下を通って、後ろへ出るようにしましょう。

押さえの下を通ることで糸が押さえられ、絡むのを防いでくれますよ^^

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・糸を手で押さえる

それでもダメな時は、上糸と下糸を長めに出して指で押さえながら縫い始めます。

ピンと張った状態で、ミシンの動きに合わせて引っ張る感じです。

5針位縫ったら糸から指を放して大丈夫です。

そのまま続きを縫ってください。

糸を引っ張りすぎると、ミシン針が曲がったり折れたりする原因になるので、たるまない程度にとどめておいてくださいね^^