ロックミシンで筒縫い【輪】の始めと終わりをきれいに縫う方法!画像あり
ロックミシンは生地を切りながら、かがったり縫い合わせが出来るので便利ですよね^^
以前スパッツの作り方で、筒状(輪)になっている場所のロックミシンの掛け方をご紹介しましたが、濃紺の生地に黒の糸だったので、ちょっと分かりにくかったと思います^^;
袖ぐりや裾など、輪になったものを縫うシーンがたくさんあるので、改めてご紹介しますね。
2つのやり方を書いたので、自分に合った方でやってみてください。
ちょっとしたコツを覚えると、仕上がりもきれいになりますよ♪
ロックミシンで筒縫いをすると・・・
ロックミシンをかけた時、下の画像のようになっていませんか?
終わりを「縫い逃げる」と、こんなふうになってしまいます。
空環の始末をしても、縫い逃げたところの糸が山の形に残ってしまいます(>_<)
せっかくロックミシンできれいにかがったのに最後がこれでは台無しですね(>_<)
今回は、2つの方法を分かりやすくご説明しますね!
ロックミシンの筒縫いに使うもの
- 生地
- ロックミシン(メスロック付)
私が使っているロックミシンは「糸取物語」です。
同じミシンじゃなくても、メスをロック出来るものならOKです!
見本はニット生地ですが、布帛(伸びない生地)でも同じやり方で大丈夫ですよ^^
ロックミシンで筒縫いをきれいに縫う方法①
1か所を縫って筒状のものを用意しました。
縫代をかがり幅に切り揃えましょう。
今回はかがり幅が6.5㎜なので、縫代は7㎜くらいに切りそろえます。
スタートするところは、出来るだけ真っすぐなところから始めるといいですよ^^
メス(刃)の内側に生地が当たるように、押さえとメスの隙間から生地を見ながら合わせて押さえを下ろします。
縫代は曲がったり、デコボコしている所だけを切るようにしていきます。
一周して始まりが見えてきました。
始まりの空環が切れるまで進みます。
切れたら一旦ストップします。
メスをロックします。「LOCK」のつまみをくるっと回すと固定されます。
縫い始めまで進めます。
メスが固定されていて生地や糸が切れる心配がないので、メスの内側に当てるようにして縫って行きましょう。
1~2㎝重ねて縫ったら一旦止めます。
重ねて縫ったら、押さえを上げて生地をゆっくり後ろへずらします。
無理に引っ張ると針が曲がってしまうので気を付けてくださいね。
後ろへずらすとかがり糸が外れます。
生地が針のすぐ後ろまでくればOKです!
生地をよけながらコントローラーを踏んで空環を作ります。
押さえは上げたままで大丈夫ですよ^^
10㎝くらいになるまで踏みましょう。
メスをロックしたので、縫い始めと同じところが簡単に縫えて、見た目もきれいですね!
ロックミシンで筒縫いをきれいに縫う方法②
次は、縫代をカットしながらきれいに仕上げる方法です。
こちらも慣れると簡単に出来ますよ^^
まず最初に縫い始めはなるべく真っすぐなところから始めましょう。
縫代は1㎝で、ロックミシンのかがり幅が6.5㎜で説明します。
縫い始めの5㎝くらいの縫代をカットします。
3㎜でカットしました。
カットしたところをメス(刃)に当たるように合わせて押さえを下ろします。
メスと押さえの隙間から生地を見ながら合わせます。
合わせたら、コントローラーを踏んで進めましょう。
縫代をカットしたところが終わったら、そのまま真っすぐ3㎜切り落としながら進んでください。
切れた生地が同じ幅になっているのが分かると思います。
1周して始まりが見えてきました。
縫代をカットした所と段差が付かないように気を付けてくださいね^^
縫代がすべて切り落とされたところです。
最初の空環がメスで切れたら一旦止めます。
メスをロックして動かないようにしたら、初めにかがったところに1~2㎝重ねて縫います。
重ねて縫ったら押さえを上げて、生地をゆっくり後ろへずらします。
生地が針のすぐ後ろまで来たらコントローラーを踏んで空環を作ります。
縫い逃げしてないので山にならずきれいに仕上りました。
どちらか自分に合った方法でやってみてくださいね^^
やり方をマスターすれば、カットソーやスカート・ズボンの裾、袖ぐりなど、筒ものが綺麗に仕上がります!
上手くいくと縫うのが楽しくなりますよ♪
一度、試し生地で練習してから本番の生地に挑戦してみてくださいね^^