ロックミシンの通常のミシン針とニット用の違いは何?交換時期はいつ?
前回は、ニット生地を縫い合わせるときに必要な、ロックミシンの糸についてお話ししました。
糸を買うときに一緒にミシン針も揃えるとすぐ縫い始められるので、今回はロックミシンのミシン針についてお話ししますね^^
通常のミシン針とニット用ミシン針の違いは何?
まず、普通(布帛用)のミシン針とニット用のミシン針の違いを簡単に説明しますね^^
ニットは1本の糸を編んで生地にしています。
その1本の糸の間に針が突き刺さり、繊維を切断してしまう恐れがあります。
1か所が切れるとストッキングが伝線するように、ツツーっと解けたり穴が開くことがあるんです。
一方、ニット針は先端が丸くなっていますので、編糸の間をスムーズに通り抜けで繊維を切らずに縫ってくれます。
なのでニットを縫う時はニット針を使った方がいいんです・・・が、私がニットソーイングを始めた頃は、ニット針の存在すら知らなかったので普通の針で縫っていました。
何着目かを縫ったところで何かおかしいな・・・と思い縫い目を引っ張ってみたんです。
そしたら糸が切れていて、生地に穴が開いてしまったんです(>_<)
その生地は手触りがちょっと固めで伸びのよくない生地でした。
何で切れたんだろう?と、原因を調べたら針が問題だということが分かりました。
後でニット針に変えたら、切れずにちゃんと縫うことができたんです!
それからは、ニット生地を縫う時にはニット用のミシン針をちゃんと使っています。
ニット用のミシン針は必要?
普通のミシン針でも縫えるニット生地もあります。
ニット針に変えるまで、3着くらいは普通に縫えて穴も開かなかったですし、今でも洗濯を繰り返しながら着ているカットソーもあります。
でも生地によって力が加わった時に穴が開いてしまうかもしれないので、ニットソーイングを続けるならニット用のミシン針を購入することをおすすめします!
今はニット生地9割、布帛1割くらいの割合でロックミシンを使っています。
布帛にロックミシンを掛ける時に、ニット針ということを忘れてそのままかけてしまうんですが、今のところ問題なく縫えています(^^;
ただこれも、たまたま大丈夫だっただけで、目の詰まった生地などは縫いにくかったり、針が折れる原因になると思うので普通地用の針に取り換えましょうね!←自分に言い聞かせている。笑
ミシン針の交換目安は?
「ミシン針は消耗品なので、マメに交換した方がいいよ。」と、ミシン屋さんに言われました。
ミシン針は知らず知らずのうちに曲がってしまうようです。
家庭用のミシンだと、縫い終わって糸を切るときに斜め後ろに生地を引っ張って糸を出しますよね?
「それだけでも曲がってしまうんだよ。」と、教えられてからは無理に引っ張らないようにしていました。
その他に針先のつぶれなど、目には見えなくても色々負荷がかかっているんです(>_<)
縫っていてプツプツと音がしていたら、針先がつぶれているのかもしれませんよ!
なんかミシンの調子がおかしいな。と、感じた時はミシン針を交換してみましょう。
忘れがちなミシン針の交換時期のマイルールを作っておくのがおすすめです。
- 月に一度
- 洋服(作品)を〇枚縫ったら
など、自分の縫製量に合わせて設定しておくとミシントラブルの予防になりますよ^^
今回はニット用のミシン針についてご紹介しました。
ロックミシンと家庭用ミシンや職業用ミシンにもニット針を使うことをおすすめします^^
ミシンによって使う針は違うので、ミシンの説明書などをみて品番を確認して購入してくださいね!