布帛生地の水通しって必要なの?しなくていい生地はある?
以前、ニット生地の水通しの仕方をご紹介しました^^
今回は布帛生地の水通しについてお話していきます。
ところで水通しってどうして必要なの?って思いませんか?
めんどくさいし、やらなくていいならやりたくない!って言うのが本音ですよね(^_^;)
生地の水通しは必要なの?
生地によって、洗濯をすると縮むものがあります。
縮みやすいのは麻や綿などの天然素材です。
例えば、コットンリネンでスカートを作ったとしますね。
自分の体型に合わせたのでスカート丈も理想の長さになっているはずです。
でも洗濯をして履いたら、「あれっ?なんか短い?!」なんてことになってしまいます(>_<)
私が痛感したのは、リバーシブルのランチマットを作った時のことです。
表面はコットン100%のブロードのような生地で、裏はコットン100%のガーゼ生地を使って作りました。
表生地の方は水通ししていたのですが、裏のガーゼ生地は水通ししてないものを使ってしまったので、洗濯したらガーゼ生地の方だけが縮んでしまったんです!
そうなるとアイロンもかけにくいし、シワが寄ってしまいます(>_<)
そうならないためにも水通しは大事なんですね~
中には水通ししなくて良い生地もあります。
洗っても縮まない生地は水通ししなくて大丈夫です!
では洗っても縮まない、もしくは縮みにくい生地ってどんなものでしょうか。
水通ししなくていい生地は?
ざっくり言うと化繊の生地です。
ポリエステルやナイロンは縮みにくいと言われています。
ただし、レーヨンは水に濡れると縮みやすいので注意が必要です。
化学繊維の生地でも、コットンや麻などが少しでも入っていたら、私は水通しするようにしています。
迷った時は、生地を買う時に手芸店で、「水通ししたほうがいいですか?」と聞いてみてくださいね^^
水通ししない方がいい生地は?
中には水通ししない方が良い(出来ない)生地もあります。
シルクなど、家で洗濯できない生地です。
シルクは洗うと縮んでゴワゴワになってしまうので、家庭では洗えませんよね。
なので水通しもできないので気を付けてください!
カシミヤ、アンゴラなども同じです。
水通しする時間がない時は?
水通ししたい!でも時間がない時はどうする?
水通しをする時間がない!今すぐ使いたい!!と言うときは、生地に霧吹きでたっぷりの水を吹き付けてアイロンで乾かしていきます。
スチーム付きのアイロンでしたら、スチームを最大量にしてアイロンをゆっくり目にかけていきます。
アイロンを押し当てるのではなく、生地に触れるか触れないかくらいで蒸気を当ててください。
スチームアイロンだけでも縮んでいくのが分かるくらい縮む生地もあるので、これだけでも効果がありますよ。
時間がないときには試してみてください。
しっかりと水通しする方法は、こちらの記事からどうぞ^^