裏毛ってどっちを上にすればいいの?読み方は【うらけ】です!
裏毛って「うらけ」って読むんですが、私は何年も「うらげ」って読んでました(^^;
そしてもう一つ間違っていたのが生地の上下です。
みなさんの中にも裏毛の上下を間違って裁断している人がいるかもしれませんよ!
裏毛ってどっちが上?
裏毛生地は裏糸がループ状になっていますよね。
私はなんとなくループが下向きだと思っていたんです・・・。
UUUUUUUUUUUU
UUUUUUUUUUUU
UUUUUUUUUUUU
こんな感じで・・でも↑これでは逆なんです!知ってました?
ループが上を向くのが正解です!
私が聞いた話ですと、例えばループが下向きの裏毛パーカーを着ているとします。
そうすると、インナーと擦れて裾がずり上がってくるんですって!
確かに既製品のパーカーを見てみるとループが上向きになってました。
分かってからはループの方向をちゃんと確認して裁断するようになりました!
無地や上下のない柄物の生地の時は気をつけましょうね^^
裏毛ニットの種類は?
裏毛
裏糸がループ状になっていて「裏毛パイル」とも呼ばれています。
タオルのような感触で吸水性に優れています。
トレーナーやパーカーなどに使われていますね。
ミニ裏毛
ループが小さいので生地の厚みが薄くなり、通年素材として使われます。
初心者さんにも縫いやすい生地なのでおすすめです^^
ガーゼ裏毛
細い糸で編まれているので柔らかいのが特徴です。
吸水性もいいので、ベビーやキッズのお洋服に使ってもいいですね。
ほかにも吊裏毛やトビ裏毛などありますが、上の3つがよく使われています。
初心者さんで裏毛に初めて挑戦するならミニ裏毛がおすすめですよ^^
裏毛と裏起毛の違いは?
裏毛は先ほどもお話しした通り、裏糸がタオルのようにループになったものですね。
では、裏起毛はどんなものでしょうか?
裏起毛は、裏の繊維を起こして(毛羽立たせて)きれいにカットした生地のことです。
見た目は生地裏に綿がびっしりと付いているようになっています。
繊維を起こしている分、生地に厚みが出てふんわり暖かく保温性に優れているのが特徴です。
裏毛は涼しい時期が合いますが、裏起毛は寒い季節にぴったりな生地です。
素材にも違いがあって、裏毛は綿100%が多いのですが、裏起毛はポリエステル混が多様されています。
裏起毛は裏毛を加工したような生地ですが、違いがあるので用途によって使い分けするといいと思います^^
布帛生地の水通しの仕方!水に浸けるだけでは意味がない?!
水通しってよく聞く言葉だと思うんですけど、実際どうやったらいいのかなぁって思ってる方も多いと思うんですよね。
前にニット生地の水通しの仕方をお話ししましたが、今回は伸びない生地(布帛)のやり方です。
布帛も基本は、ニット生地と同じ水通しの仕方をしているんですが、ニット生地に比べてシワになりやすいので、シワになりにくい方法も合わせてご紹介していきますね^^
基本、縫製後に洗濯機で洗うものなら、水通しも洗濯機でやってしまいます。
布帛生地の水通しの仕方
1. 生地を洗濯ネットに入れる
丁寧に畳まず、いったん生地を広げてクシャっとネットに入れます
キレイにたたむと水が浸透しにくいです
2. いつもの洗濯コースをセットする
洗剤・柔軟剤も入れてOK!
脱水は一番短い時間にセットしてください
3. 干す
切り口が横になるように(耳が縦)干す
大きなしわを伸ばしながら真っすぐに干します
私は何メートルもいっぺんに水通しをするので洗濯機を使ってやることが多いです。
脱水の時間を短くするとシワは軽減しますよ。
次にご紹介するのは洗濯機を使いたくない時や、生地が小さい時にやっている方法です。
シワになりにくい水通しの仕方
1. 生地をたたみます
生地を何度も折り畳むと中に水が入りにくいので、たたみ方にもポイントがありますよ^^
それは屏風畳(びょうぶだたみ)と言うたたみ方です。
同じ幅で折り返しながらたたむ方法です。
2. 水に浸す
畳んだ生地が入る位の大きさの容器に水を貯めます。
生地が大きいときは、洗面台に直接水を貯めたり、洗濯機を少ない水位に設定してやってもいいですね。
1~2mの生地だったら洗面台に水をためるのが手軽で良いと思います。
衣装ケースを使ってやっているという人もいますよ^^
3. 生地に水を浸透させる
優しく押し洗いする時のように、生地を押して中に水を浸透させます。
屏風畳をしているので、間に手を入れて水を行き渡らせるようにしてください。
普通のたたみ方をしていると、中に手を入れてっていうことができないので、屏風畳はしてくださいね!
4. 時間をおく
十分水が行き渡ったらそのまま1時間位放置します。
5. やさしく水を切る
1時間たったら水を切るんですが、雑巾を絞るようにぎゅっとすると生地がよれてしまうので、優しく手のひらで押しながら水を切っていきます。
もし生地が大きくて水切りが大変な時は洗濯機で脱水をかけます。
この時に普段と同じように脱水をかけてしまうと生地がよれてしまうので、たたんだままネットに入れ脱水を弱くかけます。
脱水の回転がトップスピードになってから10秒位でスイッチを切ります。
そうすると、滴ってこない程度に脱水ができているはずです。
脱水が強いか弱いかで、シワの多さがかなり変わってきますので要注意です!
6. シワを伸ばして干す
物干しざおに生地を広げて掛けます。
軽く横に引っ張りながら大きなシワを伸ばしましょう。
もし広げてかけられないようでしたら、生地幅を半分に折って耳をそろえた状態でかけてください。
あとは乾けば水通しが完了です!
布帛生地の水通しの仕方まとめ
畳んで水につけただけでは、外側は濡れていても中は濡れていないと言うことがよくあります(>_<)
綿素材の生地を水に入れて1時間放置したことがありましたが、中心の生地は少しも濡れていないということがありました。
水通しはたたんだ生地の中まで水が浸透していることがポイントです。
コツをつかめば簡単ですのでぜひやってみてくださいね♪
布帛生地の水通しって必要なの?しなくていい生地はある?
以前、ニット生地の水通しの仕方をご紹介しました^^
今回は布帛生地の水通しについてお話していきます。
ところで水通しってどうして必要なの?って思いませんか?
めんどくさいし、やらなくていいならやりたくない!って言うのが本音ですよね(^_^;)
生地の水通しは必要なの?
生地によって、洗濯をすると縮むものがあります。
縮みやすいのは麻や綿などの天然素材です。
例えば、コットンリネンでスカートを作ったとしますね。
自分の体型に合わせたのでスカート丈も理想の長さになっているはずです。
でも洗濯をして履いたら、「あれっ?なんか短い?!」なんてことになってしまいます(>_<)
私が痛感したのは、リバーシブルのランチマットを作った時のことです。
表面はコットン100%のブロードのような生地で、裏はコットン100%のガーゼ生地を使って作りました。
表生地の方は水通ししていたのですが、裏のガーゼ生地は水通ししてないものを使ってしまったので、洗濯したらガーゼ生地の方だけが縮んでしまったんです!
そうなるとアイロンもかけにくいし、シワが寄ってしまいます(>_<)
そうならないためにも水通しは大事なんですね~
中には水通ししなくて良い生地もあります。
洗っても縮まない生地は水通ししなくて大丈夫です!
では洗っても縮まない、もしくは縮みにくい生地ってどんなものでしょうか。
水通ししなくていい生地は?
ざっくり言うと化繊の生地です。
ポリエステルやナイロンは縮みにくいと言われています。
ただし、レーヨンは水に濡れると縮みやすいので注意が必要です。
化学繊維の生地でも、コットンや麻などが少しでも入っていたら、私は水通しするようにしています。
迷った時は、生地を買う時に手芸店で、「水通ししたほうがいいですか?」と聞いてみてくださいね^^
水通ししない方がいい生地は?
中には水通ししない方が良い(出来ない)生地もあります。
シルクなど、家で洗濯できない生地です。
シルクは洗うと縮んでゴワゴワになってしまうので、家庭では洗えませんよね。
なので水通しもできないので気を付けてください!
カシミヤ、アンゴラなども同じです。
水通しする時間がない時は?
水通ししたい!でも時間がない時はどうする?
水通しをする時間がない!今すぐ使いたい!!と言うときは、生地に霧吹きでたっぷりの水を吹き付けてアイロンで乾かしていきます。
スチーム付きのアイロンでしたら、スチームを最大量にしてアイロンをゆっくり目にかけていきます。
アイロンを押し当てるのではなく、生地に触れるか触れないかくらいで蒸気を当ててください。
スチームアイロンだけでも縮んでいくのが分かるくらい縮む生地もあるので、これだけでも効果がありますよ。
時間がないときには試してみてください。
しっかりと水通しする方法は、こちらの記事からどうぞ^^
スパンテレコ【リブニット】の表はどっち?見分ける方法【画像あり】
前回は私が長年疑問に思っていた、スパンフライスの表はどっちなの?っていうお話をしました。
今回は同じくニットの付属品で活躍する、スパンテレコをご紹介していきますね^^
こちらもスパンフライス同様、表裏がどっちか疑問に思いながら使っている人、多いのではないでしょうか。
読み終わったころには、表裏が分かってスッキリしてもらえると思います!
スパンテレコとは?
スパンテレコはトレーナーなどの首や袖口、裾をキュッと縮めるための伸縮性のあるニット生地です。
スパンフライスと同様の使い方ですが、スパンテレコはうねがありデコボコした見た目が特徴的です。
リブ(生地)と呼ぶ人も多いみたいですね^^
スパンテレコの表はどっち?
スパンフライスには表裏がないということは前回お話ししましたね。
それじゃぁ、スパンテレコも表裏なし?ってよーく見ても・・・どちらも同じに見える!
↓↓↓輪の内側
↓↓↓輪の外側
伸ばしても同じかな~と思って引っ張ってみると、「おぉっ!違い発見!!」
↓↓↓こちらは、うねとうねの間がはしごみたい。横に渡る糸が見えます。
↓↓↓こちらは引っ張っても横に渡る糸が見えませんね。
なので、こちらが表になります。
ということで、スパンテレコは引っ張ってみて、はしごみたいに横に渡る糸が見える方が裏、見えない方が表、なんです!
表に印を付けておくと縫い合わせるときに間違えません。
私がやっている方法はこちらでご紹介していますので、チェックしてみてくださいね^^
スパンテレコの厚みの見分け方
生地には、20/ 30/ 40/ の表示があると思います。
この数字は糸の太さを表しています。
数字が大きくなるほど、糸が細くなります。
なので、生地の厚みも糸の太さに比例するので、20/が厚く、40/が薄手になります。
スパンテレコの使い方
スパンテレコをネットなどで購入すると、50㎝位の「輪」の状態で届きますよね。
なぜ輪になっているかというと、1本の糸をらせん階段のようにグルグルと機械で編んでいるからなんです。
始めてみた時、どうやって使ったらいいんだろう・・・って思いました^^;
寸法がちょうど良ければそのまま輪で使ってもいいんですが、そんなこと滅多にないですよね。
なので、ハサミで1か所たてに切って開き、1枚の生地にしてしまうのが一番使いやすいと思います。
スパンフライスも同じ輪編みの生地になります。
スパンテレコ【リブニット】の表はどっちのまとめ
スパンテレコの表裏の見分け方は、生地を横方向に引っ張ったとき、横に渡る糸が見える方が裏、見えない方が表になります。
スパンテレコを袖口や裾に使うと、作品がグレードアップして見えます。
伸縮性にも優れているので、是非使って欲しい付属品です。
スパンフライスの表はどっち?答えは意外な・・・
ニットソーイングに欠かせない付属品のひとつのスパンフライス。
カットソーの衿ぐり袖口、裾などに使われる伸縮性の高いニット生地です。
50㎝前後の輪編みの状態で売られていることが多いですね。
このスパンフライスを使うと、作品がグッと既製品っぽくグレードアップしますよ♪
スパンフライスの表はどっち?
このスパンフライス、輪の外側はうっすら毛羽立っています。
輪の内側は毛羽立ちもなくキレイに見えます。
違いと言えばそのくらいで、その他の違いは見つけられませんでした。
とりあえず、私はきれいに見える内側を表と決めて仕立ていました。
ある日、別の用事でショップさんに問い合わせる機会があったので、以前から気になっ
ていた「スパンフライスどっちが表?」の件を聞いてみたんですね。
そしたらその答えは、「好きな方を表にして使っていいですよ~。」でした(゚д゚)!
スパンフライスの表裏はないんですって!
なんか拍子抜けした感じでしたが、この後はスッキリした気持ちでスパンフライスを使
うことができるようになりました。
同じ疑問を持っている人も、これを読んでスッキリしてもらえたらいいな^^
スパンフライスの表の決め方
どっちでもいいと分かってもスッキリしなかった人もいますよね?
表はこっちだよ!って答えが欲しかった・・・って声が聞こえてきそうです。笑
私の場合、今ではシャープな印象で仕上げたいときは内側。
ナチュラルに仕上げたいときは外側など、作品のイメージに合わせて使い分けるようになりました。
たぶん自分だけにしか分からない違いなんですけど(笑)、そんなことを楽しんで作っています♪
それともう1つの決め方として、外側にチャコペンなどで印を付けるので、きれいな方の内側を表と決めておくのも分かりやすいですよ。
どちらかが、表を決めるときの参考になれば嬉しいです^^
スパンフライスの表裏を間違えない方法
どちらにしても、裁断したスパンフライスの表に印を付けておくと、縫い合わせるときに間違えなくていいですよ~
明るい日中は表裏の違いが分かりやすいんですが、夜だと分かりにくくて何度か間違えて付けてしまったことがあります(>_<)
そこで、以前は裁断した生地1枚1枚にマスキングテープをちぎって生地の表に貼って印にしていたんですが、一度に何枚もまとめて裁断することが多いので、面倒になってしまって・・・
それからはクリップに印を付けて挟むだけにしました。
画像はスパンテレコですが、こんな感じでミシンを掛けるときに1枚ずつ外して縫っています。
簡単なことですが、間違えて付けてしまって泣く泣くほどく、ということは無くなりましたよ!
よかったら試してみてくださいね~♪
スパンフライスのハギレでヘアバンドを作ったので、よかったら見てください^^
スパンフライスの表はどっち?のまとめ
伸縮性の高い付属品のスパンフライスですが、生地の表裏はありませんでした。
とは言っても、毛羽立ちなど多少の違いはあるので、どちらかを表に決めたら統一することをおすすめします^^
基本のヘアバンドの作り方!簡単アレンジ方法も!
今まで、私がニットソーイングを始めた頃に疑問に思ったことを、ニットソーイングの基礎としてお話してきました。
今回は実際にニット生地を縫って、伸縮する生地に慣れていきましょう。
ニット生地を始めて縫う方は、小物作りから始めるとすぐ作品が完成するので楽しくなりますよ♪
基本のヘアバンドが作れたら、色々アレンジ可能なので挑戦してみてくださいね^^
基本のヘアバンドに必要なもの
- ニット生地
- ロックミシン(ミシンで代用可)
- ミシン
- レジロン(伸縮性のあるミシン糸)
基本のヘアバンドの作り方
今回は伸びも戻りもいいスパンテレコを使って作っていきますね!
袖口などの付属品として使われることの多い生地ですが、伸縮性が高いのでヘアバンドに最適です。
スパンフライスもおすすめですよ^^
着なくなったトレーナーからでも作れるので、練習に作ってみたいという方はリメイクしてみてくださいね!
ニット生地を裁断します。
手持ちのヘアバンドを参考にこのサイズにしました。
ひとつ作って太さや長さを調節すると自分好みになりますよ^^
中表になるように生地をたて半分に折り、ロックミシンを掛けます。
ロックミシンがない方は、ミシンとレジロンで縫ってください。
ミシンで縫った時はふちかがりは必要ないですよ^^
生地端を輪に通すようにして、端どうしを揃えます
生地の表裏を間違えないように注意してくださいね!
生地端を縫い代1㎝で縫います。
ミシンとレジロンで縫っていきます。
返し口の5㎝を縫い残しましょう!
縫ったところです。
分かりやすいよう白糸で縫いましたが、生地に近い色で縫ってくださいね^^
返し口から生地を引き出すと、ほぼ完成の形です。
返し口を、コの字とじしましょう!
伸びない手縫い糸で大丈夫ですよ^^
とじたら完成です!
縫い合わせを内側に返しましょう。
基本のヘアバンド完成でーす♪
基本のヘアバンドはシンプルなデザインなので使い勝手がいいと思いますが、アレンジを加えてもっと可愛くしていきましょう!
アレンジ方法も簡単なので、ぜひ挑戦してみてくださいね^^
アレンジするのはリボンヘアバンドです。
リボンヘアバンドに必要なもの
- 基本のヘアバンド
- ニット生地
- ロックミシン(ミシンで大丈夫です)
リボンヘアバンドの作り方
まず、先ほど作った基本のヘアバンドを用意します。
生地を9㎝角に裁断しましょう!
画像は縦8㎝で裁断していますが、もう少し長い方がやりやすいと思ったので9㎝に訂正しています。
薄い生地なら8㎝のままでいいと思います。
中表で横方向に折ってミシンを掛けます。
ロックミシンを使っていますが、ミシンで縫っても大丈夫ですよ^^
縫ったら裏返します。
最初に用意した基本のヘアバンドを裏返します。
M字のように折たたんでクリップなどで止めましょう。
先程作ったリボンの中心布を巻き付けて待ち針で止めます。
生地の両端は内側へ折ってくださいね^^
コの字とじでまつりましょう。
本体とリボン中心布を簡単に縫いとめたら完成です!
完成です!簡単にアレンジできましたね^^
この見本のヘアバンドですが、カーキ色で作ったんですよね。
見本にするには色が濃くて画像が見にくく失敗かな・・・と思っていたんですが、写真を撮り終えて、ちびまる(娘)にプレゼントしたら喜んで試着していました。
サイズも丁度よく「可愛いし、色もいいね!」と言ってくれたのでひと安心^^
ちなみにちびまるは中学生ですが、レディースMサイズ位の体格です(参考までに)。
バザー等に出品すると喜ばれますよ^^
ニット生地初心者さんや、ハギレ消費したい方は是非お試しくださいね!
ロックミシンの通常のミシン針とニット用の違いは何?交換時期はいつ?
前回は、ニット生地を縫い合わせるときに必要な、ロックミシンの糸についてお話ししました。
糸を買うときに一緒にミシン針も揃えるとすぐ縫い始められるので、今回はロックミシンのミシン針についてお話ししますね^^
通常のミシン針とニット用ミシン針の違いは何?
まず、普通(布帛用)のミシン針とニット用のミシン針の違いを簡単に説明しますね^^
ニットは1本の糸を編んで生地にしています。
その1本の糸の間に針が突き刺さり、繊維を切断してしまう恐れがあります。
1か所が切れるとストッキングが伝線するように、ツツーっと解けたり穴が開くことがあるんです。
一方、ニット針は先端が丸くなっていますので、編糸の間をスムーズに通り抜けで繊維を切らずに縫ってくれます。
なのでニットを縫う時はニット針を使った方がいいんです・・・が、私がニットソーイングを始めた頃は、ニット針の存在すら知らなかったので普通の針で縫っていました。
何着目かを縫ったところで何かおかしいな・・・と思い縫い目を引っ張ってみたんです。
そしたら糸が切れていて、生地に穴が開いてしまったんです(>_<)
その生地は手触りがちょっと固めで伸びのよくない生地でした。
何で切れたんだろう?と、原因を調べたら針が問題だということが分かりました。
後でニット針に変えたら、切れずにちゃんと縫うことができたんです!
それからは、ニット生地を縫う時にはニット用のミシン針をちゃんと使っています。
ニット用のミシン針は必要?
普通のミシン針でも縫えるニット生地もあります。
ニット針に変えるまで、3着くらいは普通に縫えて穴も開かなかったですし、今でも洗濯を繰り返しながら着ているカットソーもあります。
でも生地によって力が加わった時に穴が開いてしまうかもしれないので、ニットソーイングを続けるならニット用のミシン針を購入することをおすすめします!
今はニット生地9割、布帛1割くらいの割合でロックミシンを使っています。
布帛にロックミシンを掛ける時に、ニット針ということを忘れてそのままかけてしまうんですが、今のところ問題なく縫えています(^^;
ただこれも、たまたま大丈夫だっただけで、目の詰まった生地などは縫いにくかったり、針が折れる原因になると思うので普通地用の針に取り換えましょうね!←自分に言い聞かせている。笑
ミシン針の交換目安は?
「ミシン針は消耗品なので、マメに交換した方がいいよ。」と、ミシン屋さんに言われました。
ミシン針は知らず知らずのうちに曲がってしまうようです。
家庭用のミシンだと、縫い終わって糸を切るときに斜め後ろに生地を引っ張って糸を出しますよね?
「それだけでも曲がってしまうんだよ。」と、教えられてからは無理に引っ張らないようにしていました。
その他に針先のつぶれなど、目には見えなくても色々負荷がかかっているんです(>_<)
縫っていてプツプツと音がしていたら、針先がつぶれているのかもしれませんよ!
なんかミシンの調子がおかしいな。と、感じた時はミシン針を交換してみましょう。
忘れがちなミシン針の交換時期のマイルールを作っておくのがおすすめです。
- 月に一度
- 洋服(作品)を〇枚縫ったら
など、自分の縫製量に合わせて設定しておくとミシントラブルの予防になりますよ^^
今回はニット用のミシン針についてご紹介しました。
ロックミシンと家庭用ミシンや職業用ミシンにもニット針を使うことをおすすめします^^
ミシンによって使う針は違うので、ミシンの説明書などをみて品番を確認して購入してくださいね!